









Martin Margiela 99AW tabi boots
The Tabi shoe is the most important "imprint" of my career.
「タビシューズは、私のキャリアにおいて最も重要な"足跡"である。」
─Martin Margiela
1989SS、Martin Margielaのデビューコレクションで
発表されたタビブーツ。
この言葉にある"imprint"とは、
=足跡という意味だけではありません。
デビューショーにてモデルたちは赤いペンキを踏み、
白いランウェイに足跡を残しました。
その足跡はブランドの始まりを刻む印であり、
マルジェラ自身のキャリアを象徴する"imprint"でもありました。
着想源となったのは、日本の地下足袋。
日本ならではのこの親指を独立させた合理的な作りを、
彼は西洋のヒールブーツという全く異なる文脈へと再構築したのです。
その後タビブーツは、35年以上を経て、
本人の手から離れた今もなお
ブランドを象徴する存在として作り続けられています。
本個体は1999AWに製作された一足。
当時Martin Margielaは、自身のブランドを率いる一方で、
Hermèsウィメンズのクリエイティブディレクターを兼任していました。
二つの異なるメゾンでデザインと向き合っていたこの時代は、
彼の思想が最も成熟した時期の一つと考えられます。
Martinでの1999AWコレクションは、
従来のランウェイショーではなく、
彼自身が監督した映像作品によって発表されました。
本個体には、初期タビを象徴する
円柱状のブロックヒールを採用。
柔らかなシャフトと指を包む足袋のトゥ。
滑らかなブラックレザーは履き込むほどに馴染み、
時間をかけてより足の形を覚えるように経年変化します。
1999AWの前シーズンである1999SSは、
ブランドのデビューから10周年。
同年にはデビューから約10年間を振り返る
「Street Special Edition」が刊行されます。
彼自身の協力の元、ブランドの軌跡をまとめたこの一冊においても、
タビブーツは繰り返し登場し、
誕生から10年という節目には、すでにブランドの歴史を語る上で
"TABI"は欠かせない存在となっていたことが読み取れます。
Martin Margielaが"imprint"という言葉に込めたのは、
一度きりの衝撃ではなく、
時間を重ねてもなお価値を失わないデザインの痕跡。
この一足は、それを今日まで伝え続ける、
ブランドを代表する一足です。
【Stock】
Kyoto store
【Size】
Size : 40 (25.0〜25.5cm相当)
Length/全長 : 23cm
Heel/ヒール : 8cm
Height/高さ : 22cm
【Color】
Black
【Material】
Leather
【Description】
1999AW
made in Italy
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